日本造園学会関東支部大会 シンポジウム「グリーンインフラはいかなる価値を創出できるか?」
「エコロジカル・デモクラシー:グリーンインフラはいかなる価値を創出できるか」と題して、基調講演を行いました。造園学会の先生方、コンサルの方、学生諸君、200名以上が参加してくれました。
エコデモの3つの特徴「自然と社会を一緒に実践する」「スケールをアップダウンする」「町が心に触れるデザイン」から、グリーンインフラを見るとどのように見えるのか、30分の短い時間でしたが、お話しました。グリーンインフラが制度化され事業化されることは素晴らしく、しかし新しい価値の創造という点からは、「心に触れるデザイン」を実現できるかが鍵となるのではないか、そしてそれは地球環境の悪化を止める、生活レベルでの人々の価値観の変更につながる非常に重要な作業なのではないか、と問いかけました。
シンポジウムのコーディネータで司会も務めてくれた木下剛さん(エコデモ応援人)は、「「エコロジカル・デモクラシー」の本はグリーンインフラのバイブルではないか」と紹介してくださいました。これまでもグリーンインフラの方々とご一緒する事が多かったのですが、改めてその接点を考えられたこと、実り豊かでした。
木下さん、造園学会のみなさま、ありがとうございました。
リンク・日本造園学会:https://www.kanto.jila-zouen.org/meeting/meeting-index.htm